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高まる居抜き物件のニーズ

• 「居抜き物件」
  とは？

  居抜き物件とは、前のテナントが使用していた内装設備や厨房設備、家具や什器などを、退去するときに全てもしくは一部を残している物件のことを言います。
  前のテナントが使用していた設備をそのまま使用できるため、初期費用を抑えて早期に営業を開始できるとして人気があります。
  飲食店をはじめクリニックや美容院、塾やスクールなど多くの業種に利用されています。

• 「スケルトン」
  との違い

  スケルトンとは、前のテナントが使用していた設備や什器、天井や壁、床が撤去され、コンクリートや鉄骨がむき出しの物件のことを言います。
  通常の賃貸借契約では原状回復義務があるケースがほとんどですので、退去する際はスケルトンに戻す必要があります。
  何もない状態で契約するので、自由に内装や店舗レイアウトが作れます。

• 「造作譲渡」
  とは

  居抜き物件に残された設備や什器はビルオーナーではなく、前のテナントの所有物となります。
  入居の際は、前のテナントとの間で譲渡を行います。これを造作譲渡と言います。
  無償で譲渡できる場合もありますが、厨房機器やエアコン、トイレなど多岐にわたるため、有償で譲渡するケースが多いです。